11月28日(日)【クリパルヨガと呼吸の会】開催しました!



朝から急に冷え込んだ日でしたが、きりっとした冬の空気を感じながらヨガを始めるのもよいものです。
お部屋に差し込む朝の光も変わってきました。


この日は、始めに「バウンダリー」について、かねとうさんからお話を聞かせてもらいました。
バウンダリー。
境界線のことだそうです。
人との物理的な距離感と言いましょうか。

家族やパートナーなど、よほど心を許した人でないと、いきなり近くに寄って来られるとびっくりすることはありませんか?
昨今はソーシャルディスタンスの意識が高まり、余計かもしれません。


自分が安心できる人との距離ってどのくらいでしょう?
その距離は人によって全く違うそうで、バウンダリーを見ることを専門に行う研修もあったりするそうです。
日ごろ、人に近寄るのに「ここまで」を相手に伝えることはあまりしません。
あんまりいい空気は漂いませんね。
そんな行為を、あらかじめ確認することを共有する。
そうすると、安心して表現できるものですね。

この日は、お部屋もゆったり使えたこともあり、
自分にとって安心感の得られる十分なスペースを確保して、ヨガを始めましょう、というお話でした。


日本人は、赤ちゃんが生まれると親の傍に置きます。
ところが、海外では生まれたばかりの赤ちゃんでも、隣の部屋に寝かしたりと親との距離が幼いころから取られるようです。
参加者には、海外経験の長い人がいますが、確かにそうかも。と。

赤ちゃんだって一人の人間という感覚。

そんな風に育った子供たちは、大人との会話の中で何か違うと思うことがあったら
「それは違うと思う。」と自分の意見を主張するのだそう。
きっとそれは、感情的な発言ではなく、
ただ、自分の意見を述べる、という行動なのだと思います。
もちろん、海外とは言っても地域によって異なるでしょうし、全てがそうではないでしょうけど。
日本人は、そういった背景があり、しばしば親にとって子供は自分の分身くらいの感覚になってしまっていることが多くあるかもしれません。
我が家もそうですが、家族の関係性について当てはめて考えてみるきっかけになりました。


個人的に、このヨガの日の少し前までわたくし小梅は、遅い夏休みを取得し信州に旅に出ていました。
空も広く、ぐるっと見渡すと周囲を3000メートル級のアルプスの山々がどっしり腰を下ろして、力強く守ってくれているような安心感に抱かれる、松本や長野の盆地。
盆地と言えば、同じくこちらいちぺーj京都は言わずと知れた盆地ですが、まったく別ものの印象です。
信州からの帰り、京都駅に滑り込む特急から見えた風景に受けた感覚は、
人やものとの距離の違いからではないかと思えました。
街は個々が密に存在しているから、人はみな自分のスペースを必死で守ろうとしてストレスフルな印象になってしまうのかもしれない、と気が付いたのでした。
ですが、その環境で生み出されるものが街の良さとしてあります。


たくさんポーズをしましたが、
みなさんの思い思いが自由に表現された「山のポーズ」は、いいものでした。
脚の広げ方も、身体の伸ばし方も、手の広げ方も。
自由。
そこに評価や採点はありません。
正解はなくて、全てが正解。
良い悪いはありません。

安心の空間で、自分の身体とやさしく向き合ってみませんか?




次回は、

12月 19日(日)
AMクラス 
 10:20~ ドアオープン
 10:30~ ヨガスタート

です。

新しい年に向けて、身体も準備したいですね。
ご予約お待ちしています。


ーーーーー
クリパルヨガ講師
かねとうひとみさんのブログ
ーーーーー

#yoga #ヨガ #クリパルヨガ #呼吸法
#バウンダリー
#境界線 #距離
#山のポーズ
#かねとうひとみ





コメント

このブログの人気の投稿

9月9日(土)・10月7日(土):資料保存ワークショップ番外編【修理の日】

7月2日(土):資料保存ワークショップ番外編【修理の日】「実験!表紙クロスのクリーニング」

2023年6月17日(土):資料保存ワークショップ番外編「6月10日(土)山野上先生作品搬出」と「天を整える」